今こそおさらい!「ブルーライト」について

更新日時:2024年4月23日 / 公開日時:2020年7月2日公開

今や私たちの生活に欠かすことのできないパソコンやスマートフォン。
ニュースアプリをチェックしたり、友人とSNSでやり取りしたりと、ビジネスシーンにとどまらず日常のあらゆる場面にネットが浸透した現代において、こうしたデジタルデバイスはいっそう必要不可欠なものとなっています。

そうした時流にともなって「ブルーライト」という言葉もすっかりおなじみとなりましたが、そもそもブルーライトとはどういったものなのか、その詳細を知っている人は案外少ないのではないでしょうか。
このコラムではブルーライトの概要や、目のために手軽に始められるケア対策などをご紹介します。

ブルーライトって何?

まずは、ブルーライトとはどのようなモノなのか説明します。

ブルーライトとは、380~500nm(ナノメートル)の波長を持つ青色光のこと。可視光線、つまり人が視認可能な光の中でもっとも波長が短い光です。
波長が380nmよりも小さいものは紫外線、780nmよりも大きいものは赤外線と呼ばれています。これらは人間の目では見ることができません。

ブルーライトによる影響とは

LEDディスプレイやLED照明など、私たちの生活のいたる所で人工的にブルーライトは発せられています。
そういった環境のなかで、特に多くの人を悩ませているのが「目の疲れ」です。

・目の疲れ
ブルーライトは波長が短いため、エネルギーの大きい光とされています。目がブルーライトの強いエネルギーにさらされたとき、瞳孔を縮めようとして目の筋肉に負担がかかります。その結果、目の周囲の疲労や、肩・首のコリなどの原因になることがあります。

・画面が眩しく文字が見えにくい
ブルーライトは、大気中のホコリや水分などの粒子にぶつかって散乱しやすい特徴を持っているため、視界の眩しさやチラつきの原因になります。この眩しさやチラつきにより、本などの文字の輪郭がボヤけて読みづらい、といった影響も考えられます。

もともとどこにでもあるブルーライトだけど…

そもそもブルーライトは、太陽の自然光に最も多く含まれています。
そして人間の体は太陽光に含まれるブルーライトを浴びると目覚め、太陽が落ちるとともに眠くなるという性質があります。自然光に含まれるブルーライトには、一日の体内時計のリズムを整える大切な役割があるのです。

しかし、1日中あまりに長時間ブルーライトを浴び続けていると体内時計のリズムが妨害され、夜の寝つきが悪くなったり睡眠の質が低下してしまったりといった悪影響が生じてしまうのです。

ディスプレイから発せられるブルーライトの量は、太陽が放射する量と比べてしまえばごくわずかなもの。
しかし、こうしたデジタルデバイスの使用時間が昼夜問わず増加し続けていることや、ディスプレイから目までの距離が近いことなどから、ブルーライトによる健康への長期的な影響はまだまだ研究が必要とされています。

手軽に対策!ブルーライトカットメガネの効果とは

日中は仕事でずっとパソコン作業、寝る間際までついスマホを見てしまう、最近は寝つきも悪いし、肩もこっているような…。
心当たりのある方は、生活にブルーライト対策を取り入れてみるのがオススメです。

手軽に始められる対策として人気なのが「ブルーライトカットメガネ」です。いつでもどこでも、ただメガネをかけるだけの1ステップで対策ができるのは嬉しいですよね。
しかし、本当に効果があるの?と疑問に思っている方も多いと思いますので、ここからはブルーライトカットメガネについて解説していきます。

ブルーライトカットメガネ着用で期待できる効果

380~500nmというエネルギーの大きい波長であるブルーライトを効果的にカットしてくれる「ブルーライトカットレンズ」を用いたメガネがブルーライトカットメガネです。その多くは、通常のレンズにブルーライトをカットしてくれるコーティングを施しています。

ブルーライトカットメガネを着用することで期待できる効果は…


・パソコンやスマホ画面の眩しさ、チラつきが軽減される
・眩しさが軽減されることで目や周囲の筋肉にかかる負担が少なくなる
・画面を長時間見続けることで起きていた頭痛や肩こりが軽減される
・文字のぼやけが軽減し見えやすくなる
・光による酸化ストレスを減らしてくれる(加齢黄斑変性リスクの軽減)

ということが挙げられます。


そのため、以下のお悩みに心当たりがある方には、ブルーライトカットメガネの着用をオススメします。

・パソコンやスマホを長時間使用する
・室内などで照明の光をまぶしく感じる
・画面を見ていて眩しさや目の疲れを感じる
・画面を見ていて頭痛や肩こりを感じる

また近年の研究で少しずつわかってきたのが、前述したブルーライトと睡眠との関係です。
健やかな睡眠は心身の快調へと繋がっています。大切な「眠り」のためにも、ブルーライトカットメガネを生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

より効果的にブルーライトカットメガネを使うには

ブルーライトカットメガネを使用することで、目の疲れや肩こり、頭痛などが軽減されたと実感された方も多いです。
その一方で、ブルーライトカットメガネをかけてもあまり効果が実感できないという方もいます。効果の出方には個人差があるという点は否めません。

ブルーライトカットメガネをより効果的に使うには、1日中あまりに長時間パソコンやスマホのディスプレイを見続け過ぎてしまったと感じるときや、夜寝る前の時間帯などに積極的に活用しましょう。

ブルーライトカットメガネを選ぶときのポイント

では実際にブルーライトカットメガネを購入するときに、どんなことに気を付けて選ぶべきなのでしょうか。
特にしっかり見ておきたいポイントを2点ご紹介します。

カット率を確認する

ブルーライトカットメガネを購入するときには、どのくらいブルーライトをカットしてくれるのかを表す「カット率」の表示を確認しましょう。
カット率はメーカーごとに異なりますが、数字が高いほどよりブルーライトをカットしてくれますので、よりしっかりと効果を得たい!という方はカット率が高いメガネを選ぶとよいでしょう。

レンズの色味を確認する

もう1点確認すべきポイントが、レンズ自体の色味です。

ブルーライトカットメガネはその特徴から、黄色がかったコーティングがされているメガネが多いです。そのため、実際にかけてみると通常よりも若干黄色がかった色に見えることがあります。

デザインのお仕事など色の見え方に厳密さを求める方や、ブルーライトカットメガネをかけ慣れていなくて視界に色が付いてしまうのが気になるという方は、実物を見てから購入するのがいちばん安心でしょう。

最近ではブルーライトカットメガネの中でもほぼ透明色に近いクリアタイプや、色の変化を抑えた自然な視界に近いグレー系など、様々なタイプが登場しています。
「ブルーライトカットメガネ=黄色っぽい」というイメージで抵抗を感じている方も、より気軽に使えるようになっていますので、ぜひ自分に合ったブルーライトカットメガネを探してみてください。

もっと身近にブルーライトカットメガネを!

今回は、ブルーライトの人体への影響やブルーライトカットメガネの効果などについて紹介しました。
コロナ禍を経ていっそう浸透したテレワークや遠隔型授業など、人がデジタルデバイスに向き合う時間はこれからも増えていくことでしょう。目や肩などに長期的な違和感や疲れがある方は、ぜひ一度ブルーライトカットメガネを試してみてはいかがでしょうか。

メガネストアーのブルーライト対策メガネ

メガネストアーでは、オリジナルのアイプロテクトメガネ「アイギス」をご用意しています。

アイギスは「HEV(High Energy Violet light)」と呼ばれる高エネルギーの紫色の光を効果的にカットしてくれる機能性レンズです。
HEVは光の波長で言うと400~420nmの部分を示し、青色光の範囲に含まれます。HEVは、目の中の「ルテイン」という色素を劣化させてしまいます。このルテインはものを見るのに重要な部分である「黄斑部」にあり、HEVなどにより損傷すると加齢黄斑変性になりやすくなる可能性があると言われています。

アイギスはこのHEVを約94%もカットして目をしっかりとプロテクトしてくれます!
それだけではなく、気になる紫外線もレンズの表裏ともに約100%カット。
さらにシミ・たるみの原因である近赤外線も約50%カットして、目だけでなくお肌も有害な光線から守ってくれる機能性レンズとなっています。

アイギスはメガネストアー店舗、およびメガネストアー公式オンラインショップで販売しております。より快適な生活のためのアイケアを、メガネストアーで始めてみませんか。