メガネフレームの修理・調整方法|自分でできる?お店に頼む?
更新日時:2024年4月23日 / 公開日時:2020年10月30日公開
メガネを使っていると「床に置いたのを忘れていて踏んでしまった」、「高いところから落としてしまった」などの理由でフレームが曲がったり壊れてしまったりすることがあります。また、「最近フレームがズレやすくなってきた」という方もいるでしょう。
この記事では、メガネフレームが壊れてしまった、かけ心地が悪くなってしまったときにどうしたらいいかを解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
メガネフレームは自分で修理できないの?
メガネの造りはとてもシンプルに見えるので、「自分でも修理できそう」と考えるかもしれません。
しかし、実はメガネは200以上の工程を経てとても精密にできているため自分で修理するのはおすすめできません。また、メガネのフレームは素材による特性がありそれぞれに修理方法も違います。
それではまず、フレームの種類からみてみましょう。フレームの種類は大きく分けて2種類あります。
一つはメタルフレーム。チタンやニッケル合金など、簡単にいうと金属でできたフレームです。
もう一つはプラスチックフレーム。こちらのフレームはセルロイドやアセテートなどの素材からできています。
修理の際には専用の道具を使うことが多く、自分で修理するのは簡単ではありません。お店に依頼すれば直せたのに、「自分で修理しようとしたために壊れてしまった…」という方も結構いらっしゃいます。
自分で修理しようとせず、お店で見てもらうのがおすすめです。
フレームの修理はメガネ店にお願いしよう
上述のようにメガネフレームに不具合があった場合は、メガネ店にお願いするのがベストです。以下のような状態になってしまった場合はメガネ店にメガネを持って行きましょう。
フレームが折れてしまった(取れてしまった)
壊れてしまったメガネは使用せず、予備のメガネを使用しましょう。
瞬間接着剤でくっつけるなど、自分で修理をしようとするとむしろ状態が悪くなり、メガネ店で修理できなくなってしまう可能性もありますので要注意です。そのままの状態でメガネ店に持って行きましょう。
また、フレームの破損状況や材質によっては修理できない可能性もあります。特にプラスチックフレームの場合は素材によっては修理できないこともあります。詳しくはメガネ店まで問い合わせてみましょう。
フレームのメッキが剥がれてしまった
メガネフレームは汗の付着などが原因でメッキが剥がれてしまうこともあります。折れていなければ装用することは可能ですが、メッキが剥がれた部分は気になりますよね。
こういった場合は新たにメッキを施すことで、完全に同じ色になるわけではありませんが新品のようにきれいな状態にすることが出来ます。
フレームが変形してしまった
つるの部分が曲がってしまった時や、鼻あての位置がおかしくなったなどの理由でメガネがズレやすくなってしまうこともあるでしょう。快適な視界を手に入れるために、メガネは顔にフィットさせる必要があります。
この場合、変形具合にもよりますがその場でフレームを調整することでかけ心地を良くすることが出来ます。自分で曲げようとすると折れてしまう可能性もあるので、調整もメガネ店にお願いしましょう。変形が大きい場合は、修理のために数日間フレームをお預かりすることもあります。
ネジの緩み
フレームのテンプル(メガネのつる)部分や鼻あてのネジが緩んで外れたときには、ネジをつけ直すことで修理が可能です。この作業は比較的簡単な為、自分で修理することも可能です。
この部分にはとても小さなネジが使われているため、締め付けるには専用ドライバーが必要になってきます。精密ドライバーは100円ショップに売っていることもあるので、メガネユーザーは事前に購入しておくと便利です。
このとき、テンプルをとめているネジを強く締めてしまうとテンプルの動きが鈍くなるのでほどほどに締め込むようにしてください。また、ネジがうまく回らない時に無理に修理をしようとすると、かえって状態が悪化してしまうこともあります。難しそうだと感じたら、メガネ店に持って行きましょう。
くれぐれもネジをなくしてしまわないように!
メガネフレームの修理を依頼するには?
メガネフレームの修理を依頼するといっても、どこのお店に出したらいいのでしょうか。
メガネの部品にはさまざまな種類がありますので、基本的にはメガネを購入したお店に依頼しましょう。どうしても購入したお店に依頼できない場合は、他のお店で修理できることもありますので一度相談してみましょう。
そして修理の際に気になるのが、どのくらいの費用と期間がかかるのかということですよね。お店によって異なりますので一概には言えませんが、調整のみ行う場合やネジが外れた時の費用は無料〜1,000円程度。フレームが折れた場合は、壊れた箇所を溶接して修理したり部品交換をしたりする必要があるため、4,000円以上の費用がかかると考えておきましょう。
期間については、調整やネジの交換でしたら即日で出来ることが多いです。破損してしまったフレームの修理になると、2週間から1か月ほどかかります。予備のメガネを用意しておくと安心ですね。
新調するのも一つの選択肢
壊れ方によっては、修理が高額になってしまったり修理に時間がかかってしまったりする場合もあります。そのときには、修理するより新しくメガネを買うほうが費用を抑えられ、かつ早い場合があります。
フレームの状況をメガネ店で見てもらい相談してみましょう。
メガネストアーのフレーム修理
メガネストアーでもフレーム修理を承っております。破損してしまったフレームについては、お預かりしたフレームを、メイド・イン・ジャパンを作り出すメガネの聖地、福井県鯖江市の修理専門工場にて、お客様の大切なメガネを専門の職人が1本1本丁寧に修理いたします。
また、ちょっとした変形やかけ心地の調整はその場でスタッフが対応致します。他店で購入したフレームでも対応致しますので、メガネフレームについて気になることがありましたらお気軽にご来店ください。
※一部の他店購入品は修理・調整できないケースもあります。
保証制度でもサポート
メガネストアーでは購入後1年間の品質保証や、メガネを踏んづけてしまった等お客様に過失のある破損をしてしまった場合も破損保証のご用意があります。保証についての詳しい内容は以下のページで解説しておりますのでぜひご覧ください。
メガネフレームはお店で修理してもらおう!
メガネフレームはとても繊細なものです。一見自分で簡単に直せそうに見えても、むしろ状態が悪くなってしまう可能性があります。フレームが壊れたときの修理についてはお店に依頼するのが一番です。
また、定期点検も兼ね、メガネの不具合がないときでもいいのでお店を訪ねてみるよう心掛けておくといいですね。定期的なクリーニングやメンテナンスを行うことで、愛用のメガネを長く快適に使えますよ。